今年は北陸・石川県へ研修旅行に行ってきました。 6月の梅雨空の下、晴れ間は少な目でしたが、雨に降られたのは最終日3日目の朝のみ。 比較的天候にも恵まれ、暑すぎることもなく、ゆったりとした時間を過ごすことができました。 1日目、まずは、新幹線「のぞみ」~特急「サンダーバード」を乗り継ぎ、金沢へ。 金沢駅からは観光バスで一路、和倉温泉へと向かいました。 途中、昼食では「能登牛」の焼き肉に舌鼓を打ち、日本で唯一、車が走行できる事という 「千里浜なぎさドライブウェイ」を通り、バスで砂浜を走るという不思議な体験をすることができました。 各国からいろんな文字のゴミが流れつくというその海岸の砂浜には たくさん自動車の轍の跡が刻まれています。 そして、いよいよ今回の旅の目的のひとつでもある和倉温泉「加賀屋」へ。 バスから降りると、たくさんの従業員さんがずらりと並んでお出迎え。 フロントを通り過ぎると通路の両側にはホテルオリジナル商品を含め、品揃えの豊富な お土産屋さんが並んでいました。 お部屋の内装も部屋からの眺めも素晴らしく、この「日本一のおもてなし」で有名な旅館には 心遣いや館内の設備、食事に至るまで十分に満足させて頂きました。 2日目、加賀屋を後にして「輪島の朝市」へ向かいました。 地元で取れたたくさんの海産物や、輪島塗のお箸など、お土産探しを堪能した後は 昼食にお刺身がたっぷり盛られた豪華な海鮮丼を大変美味しく頂きました。 能登キリコ祭りの神輿を展示した「キリコ会館」や、日本海に面した断崖に作られた棚田 「白米千枚田(しらよねせんまいだ)」を見学した後、輪島の地を後にしました。 2泊目の宿泊地・金沢に到着した時にはすでに夕刻が迫っていましたが、せっかくなので 金沢の町を楽しもうと、駅からほど近い「ひがし茶屋町」を訪れてみました。 キムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みは落ち着いた風情で美しく、 金箔をベースに使った商品を扱うお土産やさんなどもあり、楽しむことが出来ました。 3日目の午前中はあいにくの雨でしたが、通称「忍者寺」と呼ばれている「妙立寺」を見学し、 そのまま徒歩で「兼六園」~「近江町市場」を散策しました。 妙立寺では、からくりを使った建物の作りも面白かったのですが、建築に使われていた 「曲がりくねった梁」がとても印象的でした。 ※写真:妙立寺HPより 金沢は年間を通して雨や雪が大変多いため、その重みで建物がつぶれないよう 自然に曲がった木を梁に使い、耐久性を上げる工夫をされているそうです。 日本三大名園のひとつ「兼六園」は、古木も多く、木々が美しく茂った公園で 同じくそのひとつである岡山の「後楽園」とはまったく異なる趣が強く印象に残りました。、 やはり仕事柄でしょうか、「木」には特別に関心が向いてしまいますね。 金沢の台所と呼ばれる近江町市場で美味しい昼食を食べた後、岡山への帰路につきました。 今年も たくさんの人々や景色・そして美味しいものに出会えた楽しい研修旅行となりました。 旅を共にした皆さん、ありがとうございました。